下品な言葉

玄関を入ってすぐの、ダイニングの椅子の上です。

 

ブラウス越しに、夫のごつい十本の指がわたくしの乳房を鷲づかみにしました。

 

「あっ、そんなに強く……」

 

痛みから逃れようと、もがいてみたのですが、いつもの夫からは考えられない強引さで乳房を揉んできます。

 

「あなた、ブラウスが」

 

「そうか、脱いだほうがいいな」

 

はずしにくいボタンと格闘している夫の指に代わって、わたくしは自分でブラウスのボタンをはずしました。

 

夫の大きな手がブラジャーを押し上げて、乳首をこね回します。

 

その痛いくらいの愛撫に感じてしまったのは、さっきまでのホテルでの出来事があったせいでしょうか。

 

一度は静まったはずのアソコが再び熱く濡れる予感に、この身を震わせるわたくしでございました。

 

「ここへ、立ってみなさい」

 

「はい」

 

夫に言われるままに立ちあがったわたくしの背中を、夫が強く押しました。

 

ダイニングテーブルにうつぶせに押しつけられたわたくしは、背後からスカートが捲くられるのを感じました。

 

「あなた……」

 

「たまには、こういうのも、いいな」

 

「なにをする、おつもりです?」

 

「一度、してみたいと思っていたんだ。

 

今日のおまえは妙に色っぽいからな」

 

「ああーっ!」

 

一気にパンティを引きおろされました。

 

「今日は、ずいぶん上等なストッキングを穿いているな。

 

本当にPTAだったのか?」

 

「本当です」

 

「まあ、いい。

 

ちょうどよかったよ。

 

パンティをおろしただけでアソコが丸見えだ」

 

「あぁ…いや…っ…」

 

そんな下品な言葉を言うのはよしてください。

 

「あいかわらず、いいケツしてるじゃねえか」

 

まるでわざとそうしているように夫が急に下品な言葉遣いになって、わたくしのヒップを撫でまわしました。